人間、誰しも体毛を持っています。(いきなり何を言い出すんだ)
その毛についてあまりにも当たり前すぎて、どんな名前かなんて気にした事がない人が大半でしょう。
毛って言っても、”毛”しか名前がない訳ではないのです。
1本の毛にも実は部分ごとにいろいろな名前があります。
え?気にしたこと無いですって?
でも、私は気にします!(職業柄)
そんなわけで、今回はそもそも毛ってなんぞ?
という説明をしましょう。
普段、私たちが目にしている毛。。。
毛の細かい名前や簡単な仕組みについて話します。
毛の全体像
見える部分の毛
体の表面に出ている毛は毛幹(①もうかん)と言い、毛孔(②けあな)から生えています。
それでは、見えない部分、皮膚の下はどうなっているのでしょうか。
見えない部分の毛
皮膚の下の毛は総称として毛根(③もうこん)と呼ばれます。これは聞いた事ある人も多いと思います。
その中の毛球(④もうきゅう)という部分で毛は作られます。
毛乳頭(⑤もうにゅうとう)が毛細血管(⑥もうさいけっかん)から栄養をもらい、その上の毛母細胞(⑦もうぼさいぼう)が細胞分裂を繰り返し毛が成長します。
なお、バルジ(⑧)とは2000年に発見された発毛をせよと発令する器官です。
まとめ
こんなに毛、毛、毛と書いたのはおそらく人生初だと思います笑
脱毛をしたくてクリニックに来た患者さんには必ずカウンセリングをしますが、その際に説明するのは「当院ではどのレーザー機器で種類は何で、そのレーザーの特徴はこうでああで・・・」という説明はしますが、”そもそも毛とは?”なんてお勉強はしませんので笑
最近ははたらく細胞というアニメで毛母細胞が取り上げられていて、毛母細胞さんが増殖しているイメージを持たれた方もいるかもしれません。(なんでおじいちゃんなんだ。。。)
この記事が改めて毛について知りたい方の役に立てれば幸いです。