今回はよく皆さんから聞かれること
脱毛っていろんな支払い方法あるけど、どんななの?
について解説していきます。
脱毛は自由診療
初めての患者さんでたまにあるのが、会計時に保険証を出されること。(受付時もあります)
脱毛って自由診療なんです。
たとえ医療機関で受ける医療行為であっても、それは同じです。
医療保険制度が適用されない診療
=全額自己負担
なぜ脱毛が自由診療なのかというと
脱毛は健康上の理由以外で受ける診療だから
ということです。
ヒゲやわき毛が生えたからといって、病気にはなりませんよね。
医科だけではなく歯科でも同じことが言えるのですが、例えば虫歯治療で銀歯を入れることになった場合
銀歯であれば保険適用ですが、セラミックなど歯に近い治療は審美歯科となり、保険適用外になります。
同じ治療内容であっても、
健康上問題が生じるものか
見た目のための健康以外の目的なのか
で保険が適用されるかどうかが変わってきます。
脱毛に関しては完全に”見た目”が目的のものなので、保険適用外となるわけです。
なぜ脱毛費用が店舗によってバラバラなのか
次に金額です。
なぜクリニックによって同じ脱毛なのに金額が違うのか
それは
そのクリニックが使用している脱毛機の種類によるからです。
例えば、
A脱毛機は全身脱毛に4時間かかる
B脱毛機は全身脱毛に1時間かかる
とした場合、クリニックにとって”コスパが良い”のはB脱毛機になります。
だって、4分の1の時間で患者さん一人を捌けるのですから、その分多くの患者さんを受け入れられるわけです。
時間が短く済むということは、当然、人件費もその分減るので、安い金額設定でも患者さんに脱毛施術を提供できることになります。
脱毛代金の支払方法いろいろ
脱毛カウンセリングの際に支払い方法についていろいろ言われると思います。
- 都度払い
- コースやセット(例えば5回コースいくらなど)
- 月額制(サブスクなんて最近は表現するところもある)
多くは上記の3つの支払い方法があります。
都度払い
都度払いは、
「今回はこの部位を脱毛するので1回分の〇〇円お支払いです」
というイメージのもの。
とても明朗会計ですね。
一度施術を受け、その効果をじっくりと自分で確かめて、気に入ればまた受ければよいのです。
逆に気に入らなければ行かなければ済むことなので、先払いしてしまったのでしぶしぶ行く…というような受け身な脱毛になりにくいのが特徴です。
コースやセット(例えば5回コースいくらなど)
コースやセットでの支払い方法は、5回コースであれば5回分を先に支払うので、都度払いに比べ1回あたりの費用が割安になるメリットがあります。
電車の切符回数券のようなイメージです。
脱毛の場合、回数はクリニックによってさまざまな設定をしています。
例えば、5回コースと8回コースがあったとします。
その場合、おすすめなのは5回コースを選ぶこと。
なぜなら、仮にもし5回も脱毛しなくても満足のいくレベルの脱毛ができた場合、残りが無駄になってしまうから。
そうならないように、
”特定部位でしか使えないコースなのか(余ったら他の部位でもできるのか)”
”逆に5回を超えて脱毛したい場合の追加料金”
を契約前にしっかり確認しておきましょう。
実際にいた”もったいない”患者さん
長くこの業界を見ていると、ある患者さんは8回のコース契約をして、脱毛に来たのはわずか2回だったというケースです。
仮にもしコースに期限が設けられていた場合、いざ脱毛に行こうと思った時には既に期限切れの恐れもあります。
コースで契約する場合は有効期限の有無も確認するとよいでしょう。
月額制
月額制は総額を分割して月払いする支払い方法です。
毎月の費用が抑えられるので、利用する患者さんはとても多いです。
広告でよく
”月々〇千円で完全脱毛”
なんて書いてあっても、どこかに小さく
※36回払いの場合
とか書いてあるはずです。
36回払いって3年払いですよね。
さすがに3年も脱毛完了までかかることはないでしょうから、脱毛が終了したあとでも支払いは続くことになります。
これは気持ちの問題ですが、要は月額制というのは「脱毛ローン」なので、ご利用は計画的に。
もちろん悪い支払い方法ではないのですが、少なくとも
- 金利は何%なのか。
- 中途解約は可能なのか。いくら戻るのか。
くらいは事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回は脱毛業界の支払い方法について解説しました。
これだけ多くのエステやクリニックが跳梁跋扈する時代です。
あの手この手でいろいろな集客をしているので、施術代金の支払い方法も多種多様な設計がなされています。
契約前にいろいろと確認して、納得のいく支払い方法を選んでほしいと思います。